ツールフリーでメンテしやすい!ENVY 700-260jpの内部構造チェック
ENVY 700-260jpはマザーボード逆倒立設計となっており、HP独自の排熱システムが採用されている。また、ENVY 700-260jpはミニタワーでありながら、3基もの3.5インチストレージベイを持つ。光学ドライブベイや3.5インチストレージベイは工具もネジもいらないツールフリー構造となっており、メンテンナンスしやすい構造である。
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手回しネジを外し、ENVY 700-260jpのサイドパネルを取る
多くのデスクトップパソコンでは本体左側面パネルを開けるが、ENVY 700-260jpを始め、ほとんどのHP製デスクトップPCでは右側面のパネルを開ける。それはマザーボード逆倒立設計に起因する。
手回しネジのロックを外したら、取っ手を持ち、サイドパネルを後方にスライドする。ハイエンドモデルを語るなら、サイドパネルの剛性がちょっと物足りない印象を受けるが、とりあえずは合格ライン。
これがENVY 700-260jpの内部構造。マザーボードが上下反対に取り付けられた逆倒立設計で、 HPユーザーならおなじみの仕様である。これには、主な発熱源である電源ユニットとCPUを離れさせる狙いと、熱の発生源から即座に排熱しようという狙いがある。マザーボードにFoxconnのロゴがみえるため、DELLと同じくフォックスコンでマザーボードを委託生産しているようだ。
460WのATX電源ユニット搭載
ENVY 700-260jpには、総出力460WのATX電源ユニットを搭載している。主力となる+12Vが3系統あり、それぞれ15A,18A,10Aの出力を持つ。そして+12Vの総出力は360Wまでとなっている。
仕様ラベルにはhpロゴが印字されているが、製造はデルタ・エレクトロニクス社だった。
ストリートファイター4、バイオハザード6のベンチマークテスト中の消費電力をチェックしたときは、160W前後であった。ハイエンドモデルなら500W以上ほしいところだが、これなら460W電源で問題無いと思われる。なお、自作でお馴染みのATX電源規格なので、メーカー保証対象外だが市販品を独自に搭載することも可能である。
ツールフリーのドライブベイ
光学ドライブ用に5.25インチベイが2基あり、レバーのみで固定できるツールフリー機構。5.25インチベイの下には3.5インチ外部ベイがあり、そこにはメディアカードスロットが標準搭載されている。
ミニタワーというややコンパクトタイプでありながら、ストレージ用の3.5インチベイを3基も装備する。2.5インチSSDの場合はマウンタで対応されている。なお、HDDが斜めの角度で搭載されているが、おそらく最下層のHDDのために、少しでも放熱スペースを作っているのではないかと思われる。(あくまで推測)
右側にあるレバーを引けばロックが解除され、スライドしてドライブを取り出すことができる。ここでもツールフリーの機構である。頻繁にいじることはないと思うが、メンテナンスしやすい機構を取り入れている。
4基のメモリスロット
ENVY 700-260jpには4基のメモリスロットを装備。このレビュー機では8GB (4GB×2) DDR3(1600MHz)メモリを搭載している。メモリスロットの奥にはmSATAスロットが見える。
CPUクーラー
CPU供給電源には一般的なATX12V(4ピン)で接続。ENVY Phoenix810-190jpのようにEPS12V コネクタ(8ピン)ではない。空冷式CPUクーラーに自作ユーザーお馴染みの「COOLER MASTER」が使われていた。
NVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)と拡張スロット
グラフィックカードではNVIDIA GeForce GTX 760(192-bit)ならびGTX 770が搭載可能となっているが、このENVY 700-260jp実機の状況ではGeForce GTX 760(192-bit)を搭載している。補助電源用に、PCI Express電源6ピンコネクタが接続されている。
グラフィックカードなど拡張カードは、固定金具でまとめてロックされている。ここはツールフリーではなくビス2本で留められている。
ENVY 700-260jpでは、PCI Express x16を1スロット、PCI Express x1を3スロット装備する。この実機ではPCI Express x16にGeForce GTX 760(192-bit)を搭載、PCI Express x1にTVチューナーカードを搭載している。
残るはPCI Express x1が2スロットだが、1スロットはGeForce GTX 760(192-bit)による物理干渉で使うことはできない。
グラフィックカードのデザインをみたところ、HP ENVY Phoenix 810-190jpでも採用されているGeForce GTX 760(192-bit)と同じものだと思われる。比較的すっきりしたデザインだが、HPがベンダーに依頼して製造したものだろうか?(以前、工場見学に行った時、パーツは市販品を使っているのか聞いたら、ベンダーに依頼製造することがあると言っていた。)
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