DELLのInspiron 13zは、13.3インチワイドWLED光沢液晶搭載。超低電圧プロセッサー搭載で、省エネ&薄型軽量ノート。モバイルも据え置き用にも最適なモデル。
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- 以降の情報は、Inspiron 13z(N301z)レビュー項目にて
Inspiron 13zのパフォーマンス
今回レビューしているInspiron 13zの構成を明記しておきます。DELLではカスタマイズ注文できるので、パフォーマンスについては一例としてご参考にしてください。
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Core 2 Solo SU3500 (1.4GHz, 3MB L2キャッシュ, 800MHz FSB) |
メモリ | 2GB (1GBx2) デュアルチャネル DDR3-SDRAM メモリ |
グラフィック | オンボードグラフィック GMA 4500MHD |
HDD | 250GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ WXGA 光沢液晶ディスプレイ (1366x768) |
Inspiron 13zはチップセットに、モバイル インテルGS45 Expressを採用。これは姉妹機のInspiron 11z(1110)と同様ですね。
そして超低電圧版のインテル Core 2 Solo SU3500を搭載しています。公称されている消費電力はたったの5.5W。通常版のCeleronやCore 2 Duoは35Wですから、非常に省エネです。ただし、Core 2 Solo SU3500はシングルコアなので、複数同時作業は得意ではありません。性能をもっと高くしたいなら、デュアルコアのCore 2 Duo搭載がお勧めです。
Inspiron 13zは、オンボードグラフィックにGMA 4500MHDを採用。GMA 4500MHDは、ブルーレイや地デジといったHDコンテンツ向けにグラフィック性能が強化されています。
しかし、実際に地デジパソコンとして使うにはInspiron 13zでは負担が大きすぎて実用的ではありません。
なお、2010年3月時点では、単体グラフィックであるNVIDIA GeForce G105M 512MBが搭載できるので、もっと高いグラフィック性能が期待できます。 メモリは最大6GBまで搭載できるので、今回紹介しているInspiron 13zは割と低スペック構成となります。予算に応じてカスタマイズしてみましょう。
ノートパソコン向けCPUで、TDP(熱設計電力)を比較 | ||
超低電圧版 | Celeron 743 | 10W |
Core 2 Duo SU9400 | 10W | |
Core 2 Solo SU3500 | 5.5W | |
省エネ版CPU | Core 2 Duo P8700 | 25W |
通常版CPU | Celeron T3100 | 35W |
Core 2 Duo T9550 | 35W | |
ミニノート向けCPU | Atom N270、N280 | 2.5W |
TDP(熱設計電力)において、インテルCPUの一例を挙げて比較してみましょう。
Inspiron 13zのようなCULVノートに搭載される超低電圧版CPUは、基本的に10W以下と理解してかまいません。今回のInspiron 13zが搭載するCore 2 Solo SU3500は5.5W。Core 2 Duo SU9400になると性能は上がりますが、消費電力は倍になります。
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア
プロセッサ | 3.4 |
メモリ | 5.2 |
グラフィックス | 3.5 |
ゲーム用 グラフィックス |
4.6 |
プライマリ ハードディスク |
5.6 |
Inspiron 13z終了 |
今回のInspiron 13zにて、Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコアをチェック。2008年ごろのエントリーノートに近い性能かと思われますが、現在のCore iシリーズ搭載のエントリーノートと比べると、見劣りは隠せません。
とくにCPU(プロセッサ)のスコアは、Inspiron 11z(1110)より高いものの、一般的なノートよりは低いです。超低電圧版のCore 2 Duoを搭載したなら、どれくらいのスコアになるのか、気になるところです。いずれも、インターネットや基本操作でストレスを感じることはありません。あくまで「地デジやHD動画編集には厳しいな」という感想です。
比較対象として、スタンダードなエントリーノート「Inspiron 1545」のスコアと比較してみましょう。ちなみに、これでもかなり低スペック構成となっています。
比較した、Inspiron 1545の構成(Celeron デュアルコア) | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Celeron デュアルコアT3000 (1.8GHz, 1MB L2キャッシュ, 800MHz FSB) |
メモリ | 2GB (1GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ |
グラフィック | オンボードグラフィック GMA 4500MHD |
HDD | 250GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 15.6インチワイド光沢液晶(1366x768) |
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア | |
プロセッサ | 4.9 |
メモリ | 5.0 |
グラフィックス | 4.1 |
ゲーム用 グラフィックス |
3.4 |
プライマリ ハードディスク |
5.5 |
Inspiron 1525 終了 |
Inspiron 13zのCore 2 Solo SU3500が3.4なのに対し、Inspiron 1545のCeleron デュアルコアT3000が4.9。グラフィックはInspiron 13zと同じGMA 4500MHDを採用していますが、トータルバランスの相乗効果のためか、こちらのほうがグラフィックスのスコアが高くなっています。
このようにCULVノートのInspiron 13zは、性能に関しては一般的なエントリーノートと同じ土俵とは言えません。前ページで「メインPCにも」といいましたが、あくまでネット&ビジネスユーザー限定の話です。Inspiron 13zの購入判断は、「モバイル性がどこまで重要か」というのがキーポイントです。
なお、DELL Inspiron 13zは2010年11月に販売終了しています。今の旬なDELLノートはこちら。パソ兄さんが注目しているこちらのノートをチェックしてみてください。↓
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
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次は、Inspiron 13zで、どれくらいのことができるのか