大画面17.3インチのハイパフォーマンスノート!XPS 17。今回購入したCore i7-740QM&GeForce GT 445Mの構成で、レビュー紹介。
Core i7-740QMのパフォーマンスをチェック!
今回のXPS 17に搭載したCore i7-740QMのパフォーマンスをチェックします。用いたベンチマークソフトはCINEBENCH R10(64bit)。
CINEBENCH R10は、MAXON Computer社のCinema 4Dをベースとしたレンダリング処理のベンチマークソフトで、Cinema 4Dは映画・テレビ業界やゲーム制作、建築に至るまで採用されている3Dソフトです。このベンチマークソフトは、レンダリング処理することでCPUの性能をスコア化します。Core i7-740QMでは4コア実装ですが、HTテクノロジーによって擬似8コアと認識されますので、CINEBENCH R10の処理では8箇所から同時レンダリングを行っています。(上記写真を参照に。)
まず、CPU-ZでCore i7-740QMの詳細をチェック。開発コードがClarksfield(クラークスフィールド) のCPUで、45nmプロセス製造。3次キャッシュに6MBメモリ搭載しています。クロック数は1.73GHzですが、最大で2.93GHzまで向上します。ところで、なぜ、NameにCore i7 820QMが記載されているのでしょう?
購入したXPS 17の構成 | ||
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 17.3インチ WLED光沢液晶 (1600x900) | |
プロセッサ | インテル Core i7-740QM (1.73GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.93GHz |
7.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | GeForce GT 445M / 3GB GDDR3 | 6.8 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.8 | |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分19秒 スコア⇒11080 |
このCore i7-740QMを搭載するXPS 17では、CINEBENCH R10の処理にかかった時間は1分19秒。CPUの性能で結果が大きく左右されるテストですが、その他のパーツ構成にも少なかれ影響があるので、総合的な構成で確認したほうが確実です。
では、そのほかのノートとパフォーマンスを比較してみましょう。いずれもWindows 7 64bit環境です。まずは、Core i7-740QMの1ランク下の「Core i7-720QM」搭載ノートではどうか。
Studio 15(Core i7モデル)の構成 | ||
製品画像 | Studio 15 販売終了 |
|
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i7-720QM (1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.80GHz |
6.9 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 7.4 |
グラフィックス | ATI Mobility RADEON HD 4570 512MB | 5.0 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.2 | |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分33秒 スコア⇒9439 |
Core i7-720QM搭載のStudio 15では、処理時間が1分33秒。若干、遅くなります。クロック数の違いによるものでしょう。
同じくCore i7-720QMを搭載する別機種でチェックしてみましょう。
Vostro 3700の構成 | ||
製品画像 | Vostro3700 終了 |
|
OS | Windows 7 Professional 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 17.3インチWLED非光沢液晶(1600 × 900) | |
プロセッサ | インテル Core i7-720QM (1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.80GHz |
7.0 |
メモリ | 6GB DDR3-SDRAMメモリ | 7.1 |
グラフィックス | GeForce GT 330M 1GB | 6.4 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.4 | |
プライマリ ハードディスク |
500GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分26秒 スコア⇒10186 |
Core i7-720QM搭載のVostro 3700では、処理時間が1分26秒。
次はCore i5搭載ノートをチェックします。
Studio 17(Studio 1749)の構成 | ||
製品画像 | Studio 15 販売終了 |
|
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 17.3インチ WLED光沢液晶 (1600x900) | |
プロセッサ | インテル Core i5-450M (2.4GHz, 3MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.66GHz |
6.8 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | ATI Mobility Radeon HD 5650 1GB | 6.7 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.7 | |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分48秒 スコア⇒8173 |
Core i5-450M搭載のStudio 17では処理時間が1分48秒。Core i7より少々落ち込んできました。Core i5-450Mは、上記Core i7と違って2コア実装(擬似4コア)なので、構造的にも納得できる結果です。
Inspiron 15(Core i5モデル)の構成 | ||
製品画像 | ||
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i5-430M (2.26GHz, 3MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.533GHz |
6.7 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス (500~766MHz) |
4.5 |
ゲーム用 グラフィックス |
5.2 | |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分53秒 スコア⇒7811 |
Core i5-430M搭載のInspiron 15では処理時間が1分53秒。Core i5-450Mより落ち込んできたのはクロック数の違いですね。
超低電圧版CPUのCore i3では、どうでしょうか?
Inspiron N301z(NEW Inspiron 13z)の構成 | ||
製品画像 | ||
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i3-330UM (1.2GHz, 3MB L3キャッシュ) |
4.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.1 |
グラフィックス | ATI Mobility Radeon HD 5430 1GB | 4.9 |
ゲーム用 グラフィックス |
5.9 | |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒3分46秒 スコア⇒3906 |
超低電圧版CPUのCore i3-330UMを搭載したInspiron N301z(NEW Inspiron 13z)では、処理時間が3分46秒。おもいっきり遅くなりました。クロック数1.2GHzでは当然か。
一世代前のCPUであるCore 2 Duoではどうでしょうか。
Studio XPS 16の構成 | ||
製品画像 | ||
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶(1600x900) | |
プロセッサ | インテル Core 2 Duo P8700 (2.53GHz, 3MB L2キャッシュ) |
6.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 6.1 |
グラフィックス | ATI Mobility RADEON HD 4670 1GB | 6.7 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.7 | |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒2分33秒 スコア⇒5758 |
Core 2 Duo P8700搭載のStudio XPS 16では、処理時間が2分33秒。2コア実装のデュアルコアで当時の主力CPUでしたが、一世代前になると随分劣るのですね。
CINEBENCH R10 処理時間とスコアのまとめ | ||
インテル Core i7-740QM (1.73GHz, 6MB L3キャッシュ) |
処理時間⇒1分19秒 スコア⇒11080 |
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インテル Core i7-720QM (1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) |
処理時間⇒1分33秒 スコア⇒9439 |
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インテル Core i7-720QM (1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) |
処理時間⇒1分26秒 スコア⇒10186 |
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インテル Core i5-450M (2.4GHz, 3MB L3キャッシュ) |
処理時間⇒1分48秒 スコア⇒8173 |
|
インテル Core i5-430M (2.26GHz, 3MB L3キャッシュ) |
処理時間⇒1分53秒 スコア⇒7811 |
|
インテル Core i3-330UM (1.2GHz, 3MB L3キャッシュ) |
処理時間⇒3分46秒 スコア⇒3906 |
|
インテル Core 2 Duo P8700 (2.53GHz, 3MB L2キャッシュ) |
処理時間⇒2分33秒 スコア⇒5758 |
今回比較した中ではCore i7-740QMが最速ですが、Core i7-720QMと比べたら気持ち速いくらいで、Core i5とでははっきりと差を感じることができます。
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出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より