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「鎌倉 武家政権の本拠地」という意味での城

城郭遺構ではない、鎌倉城

鎌倉城を登城した神奈川県鎌倉市域の鎌倉城を登城した(2020年12月)。まず鎌倉幕府の創設年だが、開府の宣言がないのでハッキリしていない。そもそも当時では、武家政権を「幕府」と呼んでおらず、幕府とは江戸時代後期にもたらされた概念であり、鎌倉幕府という括りは明治時代とされる。鎌倉の武家政権は次のような成り立ちから、1180年~1192年の間とされるが、学校教育では開府を1192年から1185年に変更した。いずれにしても特定の年に断定するのは困難な話である。

1180年 鎌倉の大倉郷に大倉御所(頼朝の邸)が置かれ、鎌倉幕府と呼ばれる武家政権が形成され始める。大倉郷は現在の鎌倉市二階堂・西御門・雪ノ下3丁目あたり。
1183年 朝廷が頼朝に対し東国支配権を公認
1185年 壇ノ浦の戦いで平氏を滅亡させる
1192年 頼朝に征夷大将軍の宣下がなされた

当時では鎌倉の武家政権を、朝廷や公家は関東と呼び、武士からは鎌倉殿と呼ぶ。幕府とは呼んでいない。

1180年から1185年の源平合戦(つまり治承・寿永の乱)のころ、九条兼実の日記である「玉葉」に「鎌倉城にいる源頼朝~」という内容が記されている。ただし、鎌倉城といっても、曲輪・土塁・堀切・切岸といった明確な城郭遺構は見られず、軍事要塞や城塞都市とみなした捉え方である。鎌倉七口(極楽寺坂切通(、大仏切通、化粧坂、亀ヶ谷坂、巨福呂坂、朝夷奈切通、名越切通)を平時の出入り口とする。日本城郭大系でも、当時は地域そのものを城郭と認識していたとしている。

防衛機構?お猿畠の大切岸

お猿畠の大切岸名越切通の地域にある、岩盤露頭した「お猿畠(おさるばたけ)の大切岸」。切岸(きりぎし)とは敵の侵入を防ぐために人工的に造られた崖のこと。「お猿畠の大切岸」は長さ800m、高さ3~10mの断崖で、尾根道に沿って連続している。かつては、三浦氏の侵攻対策として北条氏が築いた鎌倉城の切岸(防衛遺構)という説が通説であった。

しかし、2002年に行われた逗子市による発掘調査で、14世~15世紀頃に建築で使われた石材の石切場だと判明している。石材として四角く切り出す作業が大規模に行われた結果、切岸のようになったと。この頃の鎌倉では建築基礎や井戸枠に周辺で採石された石材を用いることが多かった。1707年に噴火した富士山の火山灰が堆積していることから、採石されたのはそれ以前のことと判明している。

ただ、石切場の地形を鎌倉の防衛に利用した可能性も否定できない。

鎌倉の松葉ヶ谷で襲撃を受けた日蓮なお、お猿畠という地名は、鎌倉の松葉ヶ谷で襲撃を受けた日蓮がこの付近で3匹の白猿に助けられたという伝承に因んでいる。(松葉ヶ谷の法難

九条兼実の日記 「玉葉」では城郭という意味で「鎌倉城」と呼んだのではなく、源頼朝および武家政権の「本拠地」という意味だったと推察されている。

石廟大切岸の西側にある石廟が2基。上級武士が埋葬されているのだろうか・・。

名越切通

防衛のため尾根を掘り割った道を切り通しという。名越(なごえ)という地名だが、1233年、「吾妻鏡」に名越坂と記されているのが史料でみられる初見である。道が険しく難越(なこし)と呼ばれていたが、転じて名越になったと言われている。名越切通は鎌倉七口のひとつで、鎌倉と三浦半島方面をつなぐ陸路であった。

名越切通の道明治時代以降、直下を通る横須賀線や小坪トンネルが開通するまで、名越切通の道は長い間主要な道路として使われてきた。

名越切通では3箇所の狭い掘り割りがある。そのうちの第一切通(一番南側)は江戸時代よりも新しい姿のため、鎌倉時代のものではない。通行しやすいように改修したり、地震等の崩壊で復旧が繰り返されているため、切通しの道筋や構造は時代とともに変化していると捉えたほうがいい。

第2切通まんだら堂やぐら群の入り口付近にある「第2切通」。

この周辺には約150基のやぐら(供養施設)が集中する「まんだら堂やぐら群」のほか、死者を荼毘に付した跡地など中世の葬送遺構が分布しており霊的な場所でもある。南側には現代の火葬場があったり、幽霊トンネルで話題になった小坪トンネルも何かの縁だろうか。

まんだら堂やぐら群期間限定公開のまんだら堂やぐら群へ。年度によって変わるが、初夏(4月下旬~6月初め)、秋(10月下旬~12月中旬)の月曜・土日祝日に公開される。

まんだら堂やぐら群

柵越し非公開のときは柵越しで観ることになるのか。

まんだら堂やぐら群の分布図名越切通の道と、まんだら堂やぐら群の分布図。

まんだら堂のB群展望広場から見下ろした、まんだら堂のB群。やぐら群の前に広がる平場はもともと谷であるが、岩盤を掘削したときに発生した岩くずを埋めることで造成されている。近世の初め頃ではあじさい畑であり、この地を「まんだらどう」と呼んでいた。明確な史料がなく、なぜそう呼ばれているのかは判っていない。

B群B群を近くで拝見。

やぐらとは、崖に四角い横穴やぐらの中に石塔が立ち並ぶ。やぐらとは、崖に四角い横穴を掘り、内部に石塔を建てて納骨や供養をする施設のこと。13世紀後半から16世紀ごろまで使われており、鎌倉や関連する地域のみで見られる遺構である。

まんだら堂の遺構性格は不明だが、14世紀ごろ、五輪塔を並べて亡くなった者を供養する施設だったと考えられている。五輪塔は上から、「空輪、風輪、火輪、水輪、地輪」で構成される仏塔の一種。主に火葬した骨を納めて供養するために建てられる。

造成された当初は、僧侶や武士の埋葬地と考えられるが、後に経済力のあった商工業者も関与していた可能性もある。今で言う、「上級国民」の埋葬地と理解すればよさそうだ。

斬首されたと考えられる頭蓋骨平成17年の発掘調査で、この尾根上の小さな平場に大小10個の切石を敷き並べた遺構が発見された。半分は崩れて原型を留めていないが、斬首されたと考えられる頭蓋骨が埋められていた。

葬送に関係する建物北側のA群のまんだら堂やぐら。この西側に広がる平場では柱穴遺構やかわらけが発見されており、葬送に関係する建物があったと考えられている。

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