デルパソコンか、自作パソコンか/OS偏
Windowsはパソコン一台につき1ライセンスという形になっているので、1ユーザーが2台目のパソコンを購入しても、再びWindowsの代金がかかります。
実は、Windows自体を購入しているのではなく、あくまで使用ライセンス料を支払っているだけです。
そこで、不正コピーおよびライセンス違反が物理的にできないよう、「ライセンス認証」というシステムがあります。「ライセンス認証」の扱いは、デルパソコンと自作パソコンとでは異なります。
デルパソコンのライセンス認証
![デルのWindowsディスク](../../z_im/custom/jisaku_os_dell.jpg)
・OEM版とよばれるOSになり、購入したパソコン本体のみに使用が可能。
・パソコン本体を廃棄したら、OS自体も失う。(次のパソコンへの引継ぎは不可)
・OSが入ったハードディスクを次のパソコンに移植しても使用不可。
・付属のOSディスクを違うパソコンにインストールできない。(固有IDが必要なため)
・基本的にユーザーがライセンス認証することはない。(メーカーが行う)
・同パソコンであっても、マザーボードが変わればライセンス認証が必要だが、個人が交換することは不可。メーカー修理の際、メーカーがライセンス認証を行う。
デルパソコンのOSのメリット、デメリット
OSライセンスは購入したパソコン本体のみなので、次のパソコンに引継ぎできないことがデメリット。しかし、もともとOS込みのパソコン販売価格が安いので、とくにOSの単価を気にしなくてもいいでしょう。デルパソコンのみの便利な機能ツールなどがあり、自作ユーザーでも、これを目当てにデルパソコンを購入する人がいるくらいです。
自作パソコンのライセンス認証
![Windows Vista DSP版OS](../../z_im/custom/jisaku_os_vista.jpg)
・単品購入ならパッケージ版OS。パーツと同時購入ならDSP版OSになる
・1台1ライセンスなので、古いパソコンのOSを消去すれば次のパソコンに使用可能。
(その際、ライセンス認証が必要。インターネットでの認証は5回まで。6回目以降は電話。回数制限はない。DSP版なら同時購入したパーツも搭載することが義務になる。)
再び、ライセンス認証が必要になるとき(自作パソコン)
Windows Vistaでは、以下の場合に再びライセンス認証が必要になります。同パソコンであっても、大幅な構成変更とみなされ別のパソコンと認識されるからです。
■ハードディスクとメモリの同時変更した時。
■マザーボードを交換した時。
■ハードディスクを再フォーマットした場合(ライセンス認証したデータも消えるため)
自作パソコンのOSのメリット、デメリット
一度OSを導入すれば、次のパソコンに引継ぎができるのがメリット。(古いパソコンのOSは消去する、DSP版なら同時購入したパーツを搭載することが義務になる。)
ただし、コストパフォーマンスのタイプでは、デルパソコンより自作パソコンのほうがコスト高になりやすい。また、3年ぐらいして新しいパソコンを作るころには新しいOSが登場したりして、必ずしもOSを引継ぎできることがいいとは限らない。
■デルパソコンか、自作パソコンか
■デルパソコンか、自作パソコンか/CPU編
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