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KabyLake設計(Skylake互換対応)の、17.3インチ・ハイスペック・ゲームノート
ALIENWARE 17(R4)のレビュー
- ALIENWARE 17(R4)の概要・デザイン~現在
- ベンチマークテスト 第6世代 Core i7-6820HK + GeForce GTX 1070
- テンキー&マクロキー付きのキーボード
- ALIENWARE 17 の照明演出!AlienFX
2016年9月に発売したALIENWARE 17レビューする。ここで紹介するのは4番目のリリースモデルなので、ALIENWARE 17(R4)である。(2013年に発売したHaswell設計のALIENWARE 17がR1)。、2015年9月に発売した前モデルにあたる「R3」はSkylake設計であった。今回、ALIENWARE 17(R4)では、Skylake設計およびKabyLake設計のCPUが搭載できるモデルとなっている。また、ALIENWARE 17-R3からデザインがリニューアルされている。
※2016年12月24日時点のレビューであり、手元の実機における現状レポートである。
※DELLは「日経コンピュータ(2016年9月15日号)顧客満足度調査2016-2017 ノートPC部門 1位」を受賞!
※CES 2017 イノベーションアワード受賞 (ゲーミング )
ALIENWARE 17(R4)概要
17.3インチ・ゲームノートのALIENWARE 17は、DELLノート製品のなかで最もハイパフォーマンス構成が可能なALIENWAREシリーズである。KabyLake設計の第7世代Core i7搭載でき、互換性でSkylake設計のCPUにも対応している。筐体は大きいが、光学ドライブは非搭載。
ディスプレイはIPSパネル採用で広視野角。長時間プレイでも目の疲労が少ない非光沢。天板にはマグネシウム合金を採用しており、堅牢性と高級感がある。パームレストにはシリコン・コーティングが施されており、滑らかな手触りとなっている。デュアルファンを内蔵しており、多めの排気口を配置した高負荷対応のエアーフローとなっている。
USB Type-C端子も装備しており、次世代周辺機器にも対応。底面にサブウーファーを内蔵しているので、低音の利いた2.1chサウンドが楽しめる。ネットワークコントローラーに「Killer E2400」を採用しているため、オンラインでのゲームプレイが安定する。テンキー付きキーボードを搭載しており、9個のマクロキーを搭載(そのうち5個は3通りのプロファイル切り替えができるので、計19個のマクロキー登録ができる)。バックライト・キーボードなど12箇所(別設定のマクロキーを含めば13箇所)のイルミネーションゾーンに、20色からLEDカラーが設定でき、自分好みのカラー演出ができる。
PCI Express 接続のSSDやHDDとのデュアル・ストレージ構成が可能。個人的にはコストに見合った効果がないのでお勧めではないが、外付けGPUのAlienware Graphics Amplifierにも対応している。ALIENWARE 17のデメリットとしては筐体の大きさと重量。そして購入予算が高めになることが挙げられる。オプションでTobiiのアイトラッキング(眼球運動計測器)が搭載できる。
2016年12月論評 Skylake設計 KabyLake設計 |
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当方レビューに関する注意事項
※パーツ構成やカスタマイズ、採用パーツのベンダーは供給状況により変更がある。
※個人規模および、一個体の調査、一部の情報のため、購入された場合の一致性は保証していない。
※記事はレビュー時点の情報である。標準搭載の内容や変更状況など、最新情報はDELLサイトにてご確認を。
※状況については極力丁寧に説明するが、感想やアドバイスは個人的見解であり、その賛否は各々異なる。
※風景にある周辺機器等は、DELLとは関係のないアイテムである。
※DELLサイトにある販売名は気まぐれで、さらに新旧モデルの区別が困難なため、当方では唯一無二の「コンピューターモデル名」を重視している。コンピューターモデル名は、DELLサイトの該当ページにてURLを見れば判断がつくので、困惑したら参考に。
パーツ構成例(Skylake設計および、KabyLake設計)
2016年12月24日時点の構成例をまとめてみた。第6世代Core i7のSkylake設計および、第7世代であるKabyLake設計のクアッドコアCPUを搭載できる。オーバークロックならCore i7-6820HKが選択できる。
ディスプレイでは広視野角のIPSパネルで、長時間プレイでも目の疲労が少ない非光沢。解像度はフルHD(1920 × 1080)または(3840 x 2160) の選択。オプションとして、Tobiiのアイトラッキングが搭載できる。グラフィックではGeForce GTX 1060か、GTX 1070が選択可能(Vive最適化とOculus Readyの認証を受けたVR対応システム)。ストレージではSATA接続または、PCI Express 接続のSSDが搭載できる。また 「+ 1TB HDD 」のデュアル・ストレージ構成も可能。
アーキテクチャ | Skylake設計および、KabyLake設計 |
ディスプレイ |
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CPU |
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グラフィック |
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メモリ |
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ストレージ |
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カラー |
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装備する主要端子 | USB Type-C端子(USB3.0)、USB Type-C端子(Thunderbolt 3)、USB3.0端子 × 2基 ギガビットイーサーLAN端子、ミニDisplay Port 端子、HDMI端子、 Alienware Graphics Amplifier接続用端子 |
サイズ(公称値) | 幅:424 mm × 奥行:332 mm × 厚み: 29.9 mm / 重量: 約4.42 kg |
備考 |
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※ほぼ構成販売なので、パーツの組み合わせは制限される。採用パーツやベンダーは供給状況により変更がある。
※構成に関してはレビュー時点であり、変更の可能性もある。
ALIENWARE 17(R4)の装備する端子
ALIENWARE 17(R4)では、思ったよりも装備インターフェースが豊富ではなく、ALIENWARE 15-R3とまったく同じ。ただ、「USB Type-C端子 × 2基、USB3.0端子×2基、ミニDisplay Port 端子、HDMI端子」などを装備しているので、不自由はなさそう。ただし、これだけの筐体サイズがあるのに、光学ドライブとSDカードスロットを搭載していないところは気がかりか。ケーブルで邪魔にならないように、背面に装備端子が多く集まっている。
ALIENWARE 17の左側面では、セキュリティロック・スロット、排気口、USB Type-C端子(USB3.0)、USB3.0端子(PowerShare対応)、マイク/ヘッドフォン端子、ヘッドセット端子を配置。 ※PowerShare対応とはPC起動なしでUSB充電用に使える機能。
右側面では、「USB3.0端子、排気口」を配置。
背面では、「Killer E2400のギガビットイーサーLAN端子、ミニDisplay Port 端子、HDMI端子、USB Type-C端子(Thunderbolt 3)、Alienware Graphics Amplifier接続用端子、電源コネクタ」を配置している。
前面にはスピーカを配置。後述するが底面にサブウーファー内蔵なので、2.1chサウンド構成となっている。ちなみに、ALIENWARE 15-R3ではサブウーファは無い。
ネットワークコントローラに、Killer E2400
ALIENWARE 17(R4)では、ネットワークコントローラに、Killer E2400を搭載している。Killer E2400では、Windowsが抱えるネットワーク処理の一部を肩代わりする機能を持つ。CPU負荷を低減させ、ネットワークの遅延を抑えるため、とくにオンラインゲームでは安定した通信が確保できる。
外付けGPUのAlienware Graphics Amplifierとは
このALIENWARE Graphics Amplifierを接続すれば、さらなるパフォーマンスアップが期待できるわけだが、3.5kgほどあり、サイズも大きいため持ち運びには向かない。GPUが交換できないノートのデメリットを払拭し、グラフィックカードを換装すれば、未来の高負荷ゲームにスペックを対応させていくことができる。しかし、サイズ、価格、設置性、汎用性を考慮すると、「いっその事、デスクトップ・ゲーム機にしたほうがいいのではないか?」と、いろいろ葛藤がありそう。別売りの外付けグラフィック(GPU-BOX)である「ALIENWARE Graphics Amplifier」を接続すれば、デスクトップ用のグラフィックカードを搭載でき、自宅用途でさらなるパフォーマンスアップが期待できる。Graphics Amplifier端子を装備するALIENWAREシリーズで接続可能。 |
重厚感ある、ALIENWARE 17のサイズ
幅:424 mm × 奥行:332 mm × 厚み: 29.9 mm / 重量: 約4.42 kg。
従来機ではくびれのデザインとか、あまり好きではなかったが、このALIENWARE 17(R4)はわりとプリミティブで、癖を抑えている。これまでのシリーズ内では気に入っているほう。
ALIENWARE 17はハイパフォーマンス構造のため、厚みは3センチほどあり、一昔のパソコンを彷彿とさせるくらい大きい。17.3インチノートだとしても4.5kg近い重量はかなりのヘビー級。しかし、ALIENWARE 17は上級者向けのデスクトップPCに匹敵するパフォーマンスを持つため、その性能がこれくらいのサイズと重量で持ち出せるなら納得がいく。ちなみに、ゲーム目的ではなく、グラフィック系のビジネスの方が購入される場合が多々あるようだ。(ここまでハイパフォーマンスのノートはほとんど選択肢がない)。
同デザインのALIENWARE 15(R3)と並べた様子。右がALIENWARE 17(R4)。
大容量240WのACアダプタ
ALIENWARE 17の付属するACアダプタは、ノート向けとしては大容量の240Wであり、サイズもかなりでかい。コネクタ先に電源ライトがついている。ケーブルも太めで取り回しはよくないが、ハイパフォーマンスノートのため、当然の仕様かと思われる。電源ケーブルではプラグ先のコネクタ変換が野暮ったい。
ユーティリティソフトのALIENWAREコマンドセンターにあるALIEN FUSIONから、電源プランを設定できる。
ALIENWARE 17(R4)の筐体デザイン
ALIENWARE 17の天板はマグネシウム合金で、堅牢性とプレミアム感がある。3本の溝と、アクセントとしてエイリアンヘッドが付いている。このエイリアンヘッドと側面ラインでは、イルミネーション設定ができる。(AlienFXという機能であり、後述する)
天板はさらっとした手触りの梨地加工。材質のままだが、天板カラーはエピックシルバーと呼ばれている。
エアーフローおよび、底面のサブウーファー
ALIENWARE 17の底面では面積の1/3が吸気口となっており、デュアルファンを内蔵している。片隅にはサブウーファーを内蔵しており、ノートとしては重厚感あるサウンドが楽しめる。3つのスタンドゴムはそこそこ高めで、吸気しやすいようにわりとシフトアップしている。
デュアルファンを内蔵した吸気口
吸気ファンの拡大。覗き込むとデュアルファンが見える。
背面の排気口
背面の排気口スリット。上の方はダミーで筋目になっているだけ。前述したとおり、左右側面にも排気口がある。
広視野角!高解像度!17.3インチIPSディスプレイ(1920 × 1080)
今回取り扱っているALIENWARE 17の構成では、17.3インチ画面にフルHD(1920 × 1080)解像度を搭載。ドットバイドット表示ではこの通り。これでも文字等は細かいが、15.6インチのフルHDよりはかなり見やすい。
IPSパネル採用なので、かなり広視野角。極端な角度からでも色度変移は気にならない。少しばかり光沢性があるが概ね非光沢で、長時間視聴に最適。
ディスプレイの上部に、Webカメラとデュアルマイクを内蔵。
Tobiiのアイトラッキング
オプションで、Tobiiのアイトラッキング(眼球運動計測器)を搭載させると、ディスプレイベゼル下部に赤外線カメラが内蔵される。写真では眩しく光っているが、肉眼とは見え方は違っており、肉眼ではほとんど気にならない。ユーザーの視線を認識するため、目をコントローラにして対応ゲームで遊んだり、ユーザーの存在を感知して画面の調整(暗くしたり、オフにしたりなど)を行う。Windowsの基本操作も一部視線で操作できるが、あくまでサポート程度。
Tobiiアイトラッキングの設定画面
ヒンジ構造チェック
ディスプレイのヒンジ(蝶番)は2箇所であり、ディスプレイはちょっと手前の位置から開く構造になっている。ヒンジフォワードデザインと呼ぶらしい。
ディスプレイを最大まで開いた様子。排気口の妨げになるような懸念はない。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- ALIENWARE 17(R4)の概要・デザイン
- ベンチマークテスト 第6世代 Core i7-6820HK + GeForce GTX 1070
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