ディスプレイとキーボード、ベンチマークテストの結果をレポート!
DELL Inspiron 11(3168・3169)
Inspiron 11 3000シリーズ 2-in-1こと、Inspiron 11(3168)ならびにInspiron 11(3169)を同時レビューしている。
Inspiron 11(3168)は「第4世代Atom」のAirmont設計でCeleron/Pentium搭載モデル。Inspiron 11(3169)はSkylake設計Core m3搭載モデルである。今回レビューした実機は以下の通り。
2016年9月論評 Airmont設計 |
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2016年9月論評 Skylake設計 (Core M3シリーズ) |
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※2016年9月1日時点のレビューであり、手元にある実機における現状レポートである。 パーツ構成やカスタマイズ、パーツのベンダーは供給状況により変更されるため、購入された場合の一致性は保証していない。
Inspiron 11(3168・3169)のディスプレイ
Inspiron 11(3168・3169)では、タッチ光沢ディスプレイに1366 × 768解像度を搭載している。低価格ノートなので高解像度ではなくスタンダードな領域である。そのため、表示領域はそれなりにだが、ドットバイドット表示でも文字やアイコンは大きめである。メリットとしては、Windows 10のタブレットモードにしなくてもデスクトップモードである程度のタッチ操作ができる。
ディスプレイはフラットで、上部中央にWebカメラと両サイドのデュアルマイクを内蔵。下部にはDELLロゴを配置。ディスプレイベゼルにWindowsキーがないことが幸いであり、タブレットとして持つときに触れて反応する煩わしさがない。
2-in-1製品は大概プレミアム性重視で、広視野角を売りにしてIPSパネルを採用することが多いが、Inspiron 11(3168 / 3169)では広視野角ではない。それが価格の安さの理由だろう。おそらくエントリーノートでお馴染みのTNパネルだと思われる。
Inspiron 11(3168 / 3169)の視野角をチェック。ちょっとくらいの角度は問題ないが、やはりエントリーノート同様に視野角は狭い。ただ、11.6インチ画面程度なら角度調整しやすいので、シビアになることでもないと思う。
ノート形態やタブレットでは、正面を向けやすいので視野角は気にならない。しかし、スタンドモードやテントモードではわりと斜めから見ることが多く、IPS採用の2-in-1製品と比べると、視野角の狭さが浮き彫りになる感じ。
キーボード
パームレストは少しばかりの光沢が残るマット調で、落ち着いた印象(ほぼ非光沢の範疇)。コーティングとかはなさそうだが、表面加工なのか滑らかな手触りを感じた。一部小さいキーはあるが、コンパクトなボディながらも、中心的なキーではキーピッチを17mm × 17mmほどをキープしている。15インチスタンダードノートほどの快適な操作性はないが、11.6インチモバイルノートとしてなら妥当なレベルだと思う。剥がせばいいだけだが、相変わらずパームレスト左のセールスポイント・シールが邪魔だな。
キーストロークは浅いが、ぼちぼちの打鍵感はあるので問題ない。
タイピングの様子と、一体型タッチパッドの様子。タッチパッドの手前、エッジが緩やかにカーブしているので指を置いても負担がない。タッチパッドは若干ザラザラした手触りでスベスベではない。
キーボード上部には横長のパンチングメッシュがあり、2箇所にスピーカの穴がある。
レッドモデルの場合。好みの差はあるだろうが、ホワイトモデルよりもやや個性の強い印象がある。
Inspiron 13 5000シリーズ2-in-1(5368)と、デザイン比較
Inspiron 11(3168・3169)と同じく2016年6月に発売された上位機種で、Inspiron 13 5000シリーズ2-in-1こと、Inspiron 13(5368)がある。そちらは13.3インチだが実機と並べてみた。Inspiron 13(5368)のほうがポップさはなくビジネスっぽいデザインとなっている。キーボードの型は異なるが幅はほとんど同じ。Inspiron 11(3168・3169)は概ね13.3インチノートの操作性と共通していると考えていいだろう。
ベンチマークテスト(Pentium N3710 とCore m3-6Y30)
2016年9月論評 Airmont設計 |
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2016年9月論評 Skylake設計 (Core M3シリーズ) |
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Pentium N3710 搭載のInspiron 11(3168) と、Core m3-6Y30搭載のInspiron 11(3169) で、性能を比較してみた。
価格重視のInspiron 11(3168)、性能重視のInspiron 11(3169)と判断していい。
各スペック詳細
Pentium N3710のスペックは上記の通り。4コア実装の4スレッド動作。開発コードはBraswellなので「第4世代Atom」ことAirmont設計。内蔵グラフィックにインテル HD グラフィックスが統合されている。同設計の下位にはCeleron N3060があるが、2コア2スレッド動作なので、Pentium N3710よりも性能はさらに低い。
Core m3-6Y30のスペック。Skylake設計Core mシリーズであり、Skylake設計Uシリーズに匹敵するパフォーマンスを持つ。しかも、2-in-1やタブレット向けで開発されたCPUなのでTDP4.5Wとかなり低消費電力である。Core m3-6Y30は2コア実装でHTテクノロジーによって4スレッド動作するが、Pentium N3710よりも処理能力が高い。内蔵グラフィックにインテル HD グラフィックス515を統合しており、グラフィックパフォーマンスでも上回っている。
CINEBENCH R15のレンダリング
主にCPUI性能の目安として、CINEBENCH R15でレンダリングチェック。
Core m3-6Y30ではスコア「197」だったが、過去のレビューでは「219」まで行く例があるのでシステムを調整すれば、もう少し伸びそうだ。Core i3-6000番台 Uシリーズに迫るパフォーマンスと見て取れる。
Pentium N3710ではスコア「107」で、体感速度でもCore m3-6Y30より遅かった。過去のレビューではPentium N3700でスコア「141」まで行っていたので、システムを調整すれば、もう少し伸びそうだ。
Celeron N3060の検証はまだだが、過去のレビューでCeleron N3050がスコア「67」だったので、上記CPUよりもかなり処理が遅い。バックグラウンドで頻繁に動作するときには、若干もたつくと考えられる。ネットやネット動画視聴以外の用途があるなら、いくら安くてもあまり選択肢にいれないほうがいいと思われる。
内蔵グラフィックのパフォーマンス比較
本格ゲームでは比較的ライトなストリートファイター4とドラゴンクエストX ベンチマークテストで検証してみた。解像度は1280×720 ウィンドウ表示で画質はデフォルトまたは標準品質。ウィンドウ表示にて動作させた。
Pentium N3710(インテル HD グラフィックス)では、どのゲームもプレイは厳しい。一方、Core m3-6Y30(インテル HD グラフィックス515)では、1280×720でならストリートファイター4は快適にプレイでき、ドラクエでは標準的な動作が見込めるとのことだった。
Pentium N3710(インテル HD グラフィックス)の検証
ストリートファイター4ベンチに関して、過去のレビュー機と比較してみよう。以下、過去情報をピックアップ。
まず、今回のPentium N3710(インテル HD グラフィックス)だが、31.27 fpsだった。これはCore i7-2600(HD グラフィックス 2000)にほぼ近い。Celeron N3050(HD グラフィックス)は同設計の下位だが、グラフィックパフォーマンスは大して変わらない。9年前のミドル機になるが、「Core 2 Duo T7100 + 単体GPU:GeForce 8600M GT」よりも少々上のパフォーマンスだった。第1世代Core時代のエントリー、Core i5-430M (HDグラフィックス)よりも一回り高いパフォーマンスといえる。
ストリートファイター4 、ベンチマークテスト比較 1280 × 720 ウィンドウ表示 / 画質:デフォルト / ディスプレイ垂直同期OFF※GPU性能が主体だが、このゲームはCPU性能の影響がそこそこある。 |
AVERAGE FPS |
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32.53 | |
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34.55 | |
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24.77 | |
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16.33 |
※過去の製品レビューで同設定でチェックしたもの。ハード以外にもシステムの違いがあるので、厳密な比較ではない。
Core m3-6Y30(インテル HD グラフィックス515)の検証
Core m3-6Y30(インテル HD グラフィックス515)では、73.19 fpsだった。過去のレビューで比較すると、これはCore i5-4200U(HD グラフィックス 4400)やCore i5-6400(HD グラフィックス 530)に近い。また、ローエンド・グラフィックカードを搭載したデスクトップに近い例も確認できた。なお、CPUパフォーマンスとGPUパフォーマンスは比例していないので、ご理解を。
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73.23 | |
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73.70 | |
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69.50 | |
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67.46 | |
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67.37 |
ストレージ比較
それぞれInspiron 11(3168 / 3169)で搭載されていた128GB SSDと500GB HDDのストレージパフォーマンス。
(赤枠はベンダーと製品)。この例だと、SSDはHDDよりもシーケンシャルリードが4~5倍速い。この手の2-in-1ノートでは容量と衝撃耐久性のバランスを考えてSSDのほうが理想的である。大容量以外にHDDのメリットは感じられない。
また、Inspiron 11(3168)では32GB eMMCが搭載できる。eMMCはSSDと同様に、NANDフラッシュメモリと制御回路をまとめたストレージであるが、メモリカード規格であるMMCがインターフェースとなっている。eMMCはSSDよりも転送速度が遅いが、消費電力は低くかなりの小型。スマートフォン、カーナビ等でもよく採用されるストレージである。
Inspiron 11(3168)における32GB eMMC搭載での検証は今回ないが、2016年2月にレビューしたInspiron 11(3162)の例を参考にしておこう。以下、左の表がeMMCで、SanDisk DF4032の場合。
Crystal Disk Mark3.0.1とバージョンが古いため、比較しづらくなっているが、とりあえず当時のSSDの結果を比較用として見ておこう。やはり、eMMCは容量が少ないし、SSDほどの速さはない。総合的に見て、SSDが有利な有利なストレージであろう。
レビューは以上。
Skylake(Core M3) |
360度回転ヒンジでタブレットにもなる、11.6インチの2-in-1ノート。「高解像度、広視野角、高級ボディ」といった面にコストをかけないことで低価格を実現している。最小構成なら4万円台から購入可能。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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レビュー項目
- DELL Inspiron 11 3000 2-in-1 (3168・3169)
- Inspiron 11(3168・3169)のディスプレイとキーボード、ベンチマークテスト